<IFA>ケルヒャー、水フィルター掃除機で水との融合


■ゆるキャラがお出迎え

ゆるキャラ風な窓クリーナーくん

ゆるキャラ風な窓クリーナーくん

IFAはお祭りであるが、日本の様なキャラモノは基本的にありません。と思っていたら、変キャラが・・・。ケルヒャー・ブースです。窓クリーナーくんです。ふなっしーと比べるとアクションに欠けますが、彼に誘われブースに入りました。

ケルヒャーの壁面オブジェ

ケルヒャーの壁面オブジェ

■ウォーター・フィルターを持つ掃除機

水フィルター掃除機全景

水フィルター掃除機全景

まず頑丈そうな大型掃除機が飾られています。説明員によると『これはウォーター・フィルター(以下、水フィルター)が付いている』とのこと。『見たいか』と問われたので、もちろん『イエス!』

DS6000

DS6000

内部にはHEPA13型フィルター(0.3μmサイズの粉じんを99.99%取り除く高性能フィルター)があります。『これを水フィルターと言っているか?』と聞くと、大きなタンクを指さし、『この中に水が入っていてフィルタリングするんだ。』とのことです。

DS6000の内部

DS6000の内部

吸い込まれた空気は、タンク下面の水をくぐり、フィルタリングされる仕組みだったのです。その後、HEPA13型フィルターも通るので抜群のクリーン度なのです。臭いもしません。内部に小さな缶スプレーがあるのお分かりでしょうか? 芳香剤だそうです。水に香りを付け、その香りが排気と共に部屋に拡がるとのことでした。

性能は良さそうですが、空気の流れ、水タンク、ゴミタンクとなると容量が必要、つまり大型が基本となります。小型化の可能性に関しては分からないとのことでした。

日本ではケルヒャーといえば、高圧洗浄機ですが、水との融合は水フィルターでも果たされていました。

■窓掃除は重要

窓掃除機本体

窓掃除機本体

さて話は変わりますが、ヨーロッパ建築の特徴は2つあると思います。1つはセメントではなく石を使うこと。あと1つは新しい建物は窓が大きいことです。ベルリンを含む高緯度のヨーロッパは、日差しが弱いですし、冬場日照時間が少ないです。このために窓を大きくするのですが、このためのクリーナーは非常にポピュラーです。アタッチメントもいろいろ出ており、この分野の裾の広さがうかがえます。

■スティック型の原点

K65PLUS

K65PLUS

昔の洋画に出てきたような掃除機が「K65 plus」です。コードレス、回転ブラシでゴミを取ります。昔は回転ブラシは車輪と連携し回していましたが、それの電気仕掛け版です。海外の掃除機メーカーがスティック型に参入しやすかったのは、このような背景があったのかも知れません。

■水フィルター追記

写真を撮ってはダメといわれたので、写真付きのブースの紹介はできませんが、THOMAS社も水フィルター掃除機を出しています。名前は「AQUA+」。やはりボディは大きいですね。人間は古来より掃除の時、水を使ってきたことを考えると、水フィルターはもっと拡大するかも知れません。(多賀一晃)

ロボット掃除機もやっています

ロボット掃除機もやっています

関連リンク→KÄRCHER
     →ケルヒャージャパン
     →ドイツTHOMAS社水フィルター掃除機「AQUA+」

2013年09月07日(土曜日)