日立アプライアンス、大容量冷蔵庫の新製品「真空チルドFS」シリーズ発表


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日立アプライアンスは、大容量冷蔵庫の新製品「真空チルドFS」シリーズ11機種を9月12日から順次発売します。

2013年度新製品の第一の特長は、「真空チルドFS」。2007年より同社が展開する「真空チルド」シリーズは、昨年モデルで眠らせるように食材を保存する「スリープ保存」で好評を博しました。今年度は「新スリープ保存」に「フレッシュカセット」をプラス、さらに食材の鮮度と栄養素を守ります。

「フレッシュカセット」は、食品内の酵素反応を抑えてタンパク質の劣化を抑制するわさびや大根に含まれる“辛み成分”(アリルイソチオシアネート)が封入され、「真空チルド」の真空吸引と真空安定の動作で成分放出を制御します。封入されている辛み成分は約1.9kg分の天然わさびと同等だそう。

「新スリープ保存」は、LED光源を増やして脱臭能力をアップ、食品のニオイ移りに配慮しており、真空チルドルーム内の明るさも約2倍となっています。

第二の特長は、新たな省エネ技術「デュアルファン」。従来からの「フロストリサイクル冷却」にプラスされた「デュアルファン」は、冷蔵庫の中間部の冷却ファンに加えて冷蔵室上部に設置されたファンによる効率の良い冷却構造です。冷蔵室のドア開閉により冷蔵室内の温度が上昇する際は冷却のための強運転が必要となりますが、外気が流れ込みやすい冷蔵室の上部をファンですばやく効率よく冷却することで、冷却の強運転時間を短縮、消費電力量を抑えるというものです。また節電機能としては、長期の外出時などに設定してさらに消費電力量を抑制できる「外出」設定のモードも追加されています。

第三の特長は、「クリスタルデザイン」のラインナップ強化。大容量タイプで好評の「クリスタルデザイン」は、「クリスタルミラードア」のラインナップを1機種から3機種へ拡大、さらにシングル5ドアのシリーズも3機種加わりました。さらに2014年1月発売となるフルフラットタイプは、黒味がかった上部から下部へ徐々に赤味を帯びたマグノリア色へと変化する高品質なグラデーションカラーとなっています。

さらに新製品では、従来常に表示されていた操作ボタンが隠れた状態となっておりさらにデザイン性が高められています。操作ボタンは「MENU」ボタンに触れるとドア部に浮かび上がるように点灯する仕様となっています。

また引き出しケースには「電動引き出し」も引き続き採用(シングル5ドア除く)。2014年1月発売となるフルフラットタイプでは、「電動引き出し」に加えて、冷蔵室も電動オープンとなっています。そして冷蔵室の最上段棚が、これまで左右に分割されていた樹脂製から1枚の強化ガラス製となり、面積が12%拡大しています。

2013年08月27日(火曜日)